「目」は体の不調を映す鏡

私たちが日々当たり前のように使っている「目」。
実はこの目には、体のさまざまな情報が映し出されていることをご存じでしょうか。
見えにくさやまぶしさ、視野の欠けといった自覚症状の背景に、重大な疾患が隠れている場合もあります。たとえば、緑内障や糖尿病網膜症、高血圧による眼底出血、さらには脳疾患などさまざま。

「目の不調=目だけの問題」とは限りません。

だからこそ私たちは、目もまた“健康診断の大切な一部”であると考えています。

フェニックス眼科の内観

フェニックス メディカル クリニックに“眼科”がある理由

Why is there an “Ophthalmology”?

健診から一歩先へ
目からのサイン、体からのサインを見逃さないために

フェニックス メディカル クリニックでは、一般的な健康診断や人間ドックに加え、
専門の眼科医による検査体制を整えています。

これは、“全身の健康状態を包括的にチェックする”という当院の基本姿勢に基づいています。
目の定期検査から体の不調を発見、逆に体の定期健診から目の不調を発見することがあります。この時、フェニックス内で完結する相互間の連携体制により、効果的でスムーズな治療が可能となるのです。

院内で完結する診療連携が可能

眼科

眼科検査での異常発見時

内科などへ即時連携
下矢印 右矢印
眼科へ即時連携
上矢印 左矢印
内科

内科健診での異常発見時

目の血管が、隠れたリスクを可視化

目の奥には「眼底」と呼ばれる領域があり、ここには人間の体の中で唯一、外から直接観察できる血管が走っています。つまり、眼底の状態を確認することは、高血圧や糖尿病、動脈硬化など、全身の健康状態の兆候を外側から捉えることができる重要な手段となります。

前増殖糖尿病網膜症の眼底写真
【右目】
前増殖糖尿病網膜症
前増殖糖尿病網膜症の眼底写真
【左目】
前増殖糖尿病網膜症

目から分かる体のサイン

Body signs that can be seen from the eyes

目の検査を通じて見つかる異常は、決して“目の病気”に限りません。
たとえば以下のような疾患や体調変化の兆しが、目から発見されることがあります。

眼科疾患

緑内障

視野が徐々に欠けていく病気。初期は自覚しづらく、進行すると回復が困難です。

白内障

水晶体の濁りにより、視界がかすむ・ぼやけるなどの症状が出ます。

加齢黄斑変性

視界の中心がゆがんで見える中高年に多い疾患です。

全身疾患の兆候

糖尿病網膜症

糖尿病により網膜の毛細血管が傷つき、視力低下や失明につながる場合があります。

高血圧性網膜症

血圧が高い状態が続くと、眼底出血や血管の狭小化が生じます。

動脈硬化

眼底で確認される血管の変化から、全身の動脈硬化リスクを知ることができます。

脳疾患

脳腫瘍や脳梗塞が視神経に影響を及ぼす場合、視野の欠損や複視として現れることがあります。

年に一度の「目の健康チェック」を放置しない、見落とさない。

そのために身体の健康と同じように、目にも“定期検診”という習慣が必要です。
早期発見・早期対応が、視力と健康の両方を守るカギとなります。

以下に当てはまる方には、毎年の検査をおすすめします

  • 40歳以上の方(加齢による目の変化が出やすくなる時期)

  • 糖尿病・高血圧・脂質異常症の既往がある方

  • 目に疲れやすさや違和感を感じている方

  • 家族に緑内障や眼科疾患の方がいる方

当院の眼科検診について

About Ophthalmology Examination

専門の眼科医が在籍。健診とセットでスムーズに受診可能です

当院では、眼底・眼圧検査、視野検査(※事前予約)、視力検査、測定など、健診に組み込める形で各種検査を実施しております。
健診と合わせてオプションとして受診いただくことで、移動の手間なく、効率よく全身をチェックが可能です。

オプション:眼科検査

眼科検診の様子1

「目」から始まる健康管理

健康診断は「からだの今」を知る手がかりです。
その中でも、目の検査は“目のため”だけでなく、“あなたの体全体”を見つめ直す機会でもあります。
目は、あなた自身が思っている以上に、体のことを教えてくれます。
この機会に、目の検査を毎年の習慣に取り入れてみませんか?

眼科外来

眼科検診の様子2