メディカルダイエット外来
フェニックス メディカル クリニックでは、医学的知見に基づく肥満治療として、マンジャロ®を用いた自由診療プログラムを提供しています。
フェニックスで行う肥満治療の特長
Features of Obesity Treatment1. 多診療科体制
糖尿病専門医·内科医·消化器科医·婦人科医が在籍し、合併症や全身状態への医学的な対応が可能です。
2. 総合健診との運携
人間ドックの結果を利用した、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療を提供します。
3. 管理栄養士面談を標準装備
薬物療法と合わせて生活習慣改善をサポートし、より効果的で継続的な体重管理を目指します。
マンジャロ®(一般名:チルゼパチド)について
About Manjaroマンジャロ®は、週1 回の皮下注射で使用される薬剤で、食欲に関わるホルモン受容体に作用することで体重管理を目的として用いられることがあります。
体重と代謝の改善
マンジャロ®は脳の食欲中枢を抑え、胃の動きをゆっくりにすることで食べ過ぎを防ぎます。さらに脂質代謝を高め、血糖や脂質の改善も期待できます。
二つの受容体を同時に刺激
この薬はGIP(胃抑制ポリペプチド)とGLP-1(グルカゴン様ペプチド)受容体の両方に作用する「二重インクレチン作動薬」です。この二つの作用により、単一作用の薬よりも高い体重減少効果が臨床試験で示されています。
治療の流れ
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01
初診
問診・検査(身体測定・採血)を行い、医師が治療の適応を慎重に確認します。
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02
1週目
投与指導(自己注射・冷蔵保管)。初回注射は院内。自宅にて週1回2.5mgから開始。
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03
4週目
フォローアップ。副作用や体調を確認。管理栄養士面談を実施し、食事・運動のアドバイス。必要に応じて5mg、7.5mgと段階的に増量することがあります。
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04
以降
4週間ごとに通院。3か月ごとに採血を行い、安全性を確認します。
※以下は未承認医薬品等に関する重要な内容となります。事前に必ずご確認ください。
- 国内承認状況 : マンジャロ®は、日本では2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。
- 当院での使用 : 当院の肥満治療プログラムでの使用は、医師の判断による日本国内の承認適応外使用となります。
- 同一成分の承認状況 : 日本国内において、同一成分で肥満症の効能・効果を有する承認医薬品はありません。
- 海外承認状況 : チルゼパチドは、米国や欧州などでは肥満症または体重管理の治療薬として承認されています。
- 入手経路 : 国内承認薬を医薬品卸業者から適正に仕入れています。
- 未承認使用に伴う情報 : 適応外使用においては、国内で承認された肥満症治療薬よりもデータが限定的であること、及び予期せぬ副作用が発生する可能性があることをご理解いただいた上で治療を受けていただきます。
■費用
薬剤費(使用量により変動)マンジャロ® 2.5mg(1ヶ月あたり:4本分)24,000円(税込)
- ※本治療は自由診療(保険適用外)です。
- ※別途、診察料・採血検査料・栄養指導料がかかります。
- ※治療開始後の返金には対応しておりません。
副作用とリスク
- ● 消化器症状 : 吐き気・胃もたれ·下痢・便秘・腹痛など
- ● 低血糖 : 空腹感・冷や汗・めまいなど
- ● 稀な重篤な副作用 : 急性膵炎(激しい上腹部痛·吐き気など)、胆のう炎・胆管炎(黄疸・右上腹部痛など)、胆石
- ※効果・安全性には個人差があります。重篤な副作用を避けるため、定期的な検査を実施します。
- ※治療開始前に、医師からこれらのリスクについて詳細な説明をいたします。
使用できない方(禁忌事項を含む)
- ● 妊娠中または授乳中の方、妊娠の可能性のある方
- ● 過去に膵炎や重大な膵臓疾患、甲状腺疾患のある方
- ● 重度の肝機能障害、腎機能障害、消化管障害を有する方
- ● BMI23未満で美容目的のみの方(治療対象外となります)
- ● 大きな腹部手術、腸閉塞の既往がある方
- ● 摂食障害や栄養不良状態の方
- ● 糖尿病薬(特にインスリンなど)を服用中の方
■受診をご希望の方へ
まずは診察にて、体調・既往歴・生活状況を確認し、治療のメリット・デメリット、費用を含めた治療の可否を詳細にご説明します。
ご希望の方は、フェニックス メディカル
クリニック医師・職員へお声掛けください。
よくあるご質問(Q&A)
Frequently Asked Questions-
Q どのくらい痩せますか?
A臨床研究では、開始から数ヶ月で平均10~20%程度の体重減少が報告されています。ただし効果には個人差があり、食事・運動療法を継続することで効果が高まります。 -
Q 自宅で注射するのは不安です。
A初回は院内で練習し、看護師が丁寧にサポートします。万が一注射が難しい場合は通院注射も可能です。 -
Q 副作用が怖いです。
A多くは軽度の胃腸症状で、一時的です。強い腹痛や嘔吐、黄疸など重篤な症状があればすぐにご連絡ください。 -
Q 治療をやめたら体重は戻りますか?
A生活習慣を整えないとリバウンドの可能性があります。治療終了後も栄養指導や運動習慣を継続しましょう。